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小島あきらが原作で復帰!?『よなかのれいじにハーレムを!!(1)』の感想(ネタバレ注意)

 

原作・・小島あきら!?

例外はあるけどハーレムものってそんなに好きではないし、タイトルからちょっとエッチな雰囲気が漂ってきているし、普段の僕ならあまり惹かれなかったかもしれない漫画なのですが・・

「[原作]小島あきら」の文字を見た瞬間に何も考えずにレジに持って行ってました。

小島あきら先生といえばまほらばで有名ですね。

15年近く昔の漫画なので、十代くらいの若い人は知らなかったりするかもしれませんが、ほのぼのと平和的な雰囲気の良作で、2005年にはアニメ化もされています。

ヒロインが多重人格者で他のキャラクターも個性的であるということを除けば特筆したところのない、いわゆるよくあるストーリーの作品ではあるのですが、何故なのかはわからないけど読み進める内にジワジワと惹き込まれていいく不思議な魅力のある作品で、今でも何年かに一度くらい読み返したくなる漫画です。

そんなまほらばの作者である小島あきら先生が、原作のみとはいえ復帰されているとは知りませんでした。

体調がよろしくないようで、わ!の連載終了後は名前を見かける機会が無くなってしまった漫画家さんで、もう小島あきら先生の連載漫画は読むことができないのだと思っていただけにこれは嬉しいですね♬

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本作の概要

私と一緒に、イイ感じの人生おくりましょお~?

誰にも見られず、知られず、長く寂しい時を過ごしてきた霊がいた。
そんな彼女の前に、地上で唯一(?)自分を認識できる男の子が現れる。
「この人の遺伝子を受け継いだ人なら、私を認識できるはず…」
まほらば』の小島あきら×新鋭・香澤陽平でおくる、
賑やかハッピーな未来のためのハーレムラブコメ、開幕!!

※出版社書籍情報より引用

寂しがり屋の幽霊である表紙の女の子(現時点で名前不明)は、自分のことを認識できる夜中野零時という男の子と出会います。

唯一自分のことを認識できる夜中野零時にかまってほしい幽霊の女の子は、うっとうしがる夜中野零時に付きまとい、ひょんなことから夜中野零時の母親にも自分のことが認識できていることに気付きました。

子づくりしましょお 零時さん~」

幽霊の女の子は思いつきます。

夜中野零時が自分を認識できているのは血筋の問題で、先祖代々そういう「能力」を受け継いできたのではないか?

夜中野零時に大勢の子供がいたら、それだけ自分を認識できる人間が増えていく。

そう考えた幽霊の女の子は、夜中野零時のお嫁さん探しを始めることとなります。

「なぁに心配はいりません」

「私が協力すれば女の10人や20人は簡単に~」

可愛らしい見た目とは裏腹にとんでもないことを言い出し、零時のお嫁さん探しを始める幽霊の女の子と、振り回される夜中野零時。

そして、零時のお嫁さん候補として登場する女の子たちのハーレムラブコメ

そんなよなかのれいじにハーレムを!!がついに始まります!

タイトルの意味は、まんま幽霊の女の子の目的そのものだったのですね。

本作の見所

本作は基本的に、幽霊の女の子が積極的に零時と女の子を出会わせよう関わらせようとするのを、零時が鬱陶しがりながらも流れで女の子と仲良くなっていくというストーリーになっています。

なので、今回は登場人物の紹介を通して本作の魅力をお伝えしていきたいと思います!

夜中野零時(よなかの れいじ)

主人公の男の子。

何の変哲もない見慣れた通学路で出会った幽霊の女の子に、たくさん子孫を残せと付きまとわれることになります。

友達がいないボッチだが自分は「一匹狼」であってボッチではないと言い張っている。

ちょっと痛いヤツなのかなぁというのが第一印象でしたが、読み進める内にめっちゃ素直な良いヤツだということがわかってきます。

まほらばの主人公の白鳥隆士と同じで、いわゆる天然ジゴロですね。

何でこれでボッチなんだ・・

幽霊の女の子(現時点で名前不明)

幽霊である自分のことを認識できる零時と運命の出会いを果たします。

口癖は「イイ感じ」で、可愛らしい見た目とは裏腹に下ネタでも平気で発言したり、零時にセクハラしたりするあけっぴろな性格の幽霊です。

零時は良いヤツですが、幽霊に付きまとわれるのは迷惑なのか彼女のことを無視し続けます。

しかし、零時の周りを飛び回る彼女は本当に楽しそうで・・だけど寂しそうですね。

中々かまってくれない零時の家までついていきますが、そこで零時の母親にも自分が見えていることに気付きます。

零時に自分が見えるのは家系の問題なのかもと気付いた彼女がどうするのかは先に述べた通りですね。

今のところ、長く寂しい時を過ごした女の子だとは思えないくらいに、明るく天真爛漫な性格がこれでもかというくらいに表に出ています。

しかし、あそこまで強引に零時にたくさんの子孫を残させようとするのは寂しいからであることは明白だし、あの明るさの裏には長期間一人で過ごした経験に相応の顔も隠れているのかもしれません。

明るさの裏側にある寂しさ。

今後、そういう裏側の顔も見せてくれるかもしれませんね。

ちなみに、幽霊の女の子が零時のお嫁さん候補を探して取っているメモにはギッシリと引くくらいの女の子の情報が・・・

しかも母体候補って・・言い方!

文車読(ふぐるま よみ)

「私は今日一日ずっと探し求めていたのですよ~♪」

「あなたのお嫁さん候補をです~☆」

そう言って幽霊の女の子が見繕った一人。

図書委員の文車読は、大人しそうな外見ですが意外とマイペースで豪胆な性格をしていて、図書室に電気ケルトやらお菓子を持ち込んで私物化している女の子です。

「・・・これで私たち共犯だね?」

零時にお菓子を勧めてこんなことを言っています。(笑)

少々ご都合主義ですが、本棚から本が落ちた時に零時が読のことを助けたことで、読は零時に好意を抱くようになった様子ですね。

ちなみに、初登場時には物静かな普通の女の子という感じでしたが、後半再登場した時から段々と不思議ちゃんっぽい顔が見え始めています。

少し、まほらばの黒崎沙夜子に雰囲気が似ていると思いました。

だからというわけではありませんが、今のところ登場しているヒロインの中では一番好きかもしれません。

須藤加奈(すどう かな)

結果的にストーカーではなかったのですが、不審な男子生徒に付けられて怯えている所を零時に助けられます。

「知ってしまったことを知らなかったことにはできないし 知ったからには何とかしたい」

そう言う零時が加奈を助けることになるのですが、この零時のセリフは格好良いですね。

僕なら「知ってしまったことでも知らなかったことにする」し、それができなくても「何ともしない」ので、耳が痛かったです。

いや、簡単に言うけどこんな考えを持てるのって凄いことだと思います。

「お前の悩みが解決したのなら 俺もそれが一番嬉しいからさ」

お礼が言いたいという加奈に零時が返した言葉ですが・・こいつマジで何で友達いないの?

良いヤツすぎる・・

いや、加奈の紹介をしようとしているのに何故か零時の紹介になってしまった。

だって今のところ加奈の存在感ってまだ薄いし、零時と太田通(ストーカーまがいのことをしていた男子生徒)の方が目立ってたくらいなので仕方ないですよね?

零時の引き立て役になってしまった感まである。

でも、個人的にはこういういわゆる地味子キャラは好きなんですけどね。

羽村美法(はむら みのり)

テンプレ的「The風紀委員」といった感じの女の子。

隠れて持ち物検査で男子生徒から没収したHな本を夢中になって読んでいるという秘密を持っているが、その現場を零時に目撃されてしまいます。

零時じゃなくても、そんなことを言いふらしたり、それを理由に脅したりなんてする人は珍しいとは思うのですが、かなり自意識過剰な女の子で被害妄想を爆発させていますね。

表情がコロコロと変わって可愛いです。

「「何でもする」とか あんまり男に言わないほうがいいぞ お前 結構かわいいんだからさ」

ほんと零時は自然とこういうことを言う・・

零時に何かされることを期待しているとも取れるような言動をする美法を零時が諭しますが、完全に落ちたっぽいですね。

ちなみに、零時にそのつもりがあればエロい展開になりかねなかったシチュエーションだったのに、そうならなかったことに不満を唱えるヤツが一人。

はい、幽霊の女の子ですね。

「零時さんは立派な━━ご立派な男の子でしたぁ~☆」

美法とあの状況で何もしなかった零時に「もしかしてついてないじゃないか」と不安になって浴室に侵入して確認する幽霊の女の子。

あけっぴろすぎる・・

幽霊の女の子は終始こんな感じなのですが、あまりにもあけっぴろすぎてエロさをほとんど感じないのが逆に凄いと思います。

いや、可愛いとは思うし、漫画のキャラクターとしてはかなり好きな部類ではあるのですけどね。

コンビニの女の子(現時点で名前不明)

羽村美法のエピソードが終わってないのに畳み掛けてきましたね。

ラスト1ページで登場しただけなので、どんな女の子なのかまだわかりませんが、出会いのインパクトは一番大きいと思います。(笑)

いや、何か零時君がいたたまれない・・けど、2巻以降が楽しみですね!

総括

巻末に小島あきら先生の絵で本作のキャラクターが描かれています。

あわよくば、その小島あきら先生の絵で読んでみたかったという思いはどうしてもありますが、作画の香澤陽平先生の描く絵も小島あきら先生の書く話にマッチしていて良かったと思います。

登場人物の個性に小島あきら先生の作品のキャラクターらしさを感じることができて、何だか懐かしい気持ちになりました。

内容的にも、タイトルやあらすじからエロ系の話なのかと思い込んでいましたが、ちょっとエッチな要素があるものの意外と平和的なほのぼのとした雰囲気の、小島あきら先生らしいもので安心しました。

よなかのれいじにハーレムを!!

続刊も楽しみにしています!

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