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『金色のガッシュ!!(4)』平成最高の激熱バディもの漫画の感想(ネタバレ注意)

 

ガッシュに似た名前の魔物の名前が明らかになる4巻です。(前巻のレビューはこちら

金色のガッシュ!!』に登場する魔物たちも、序盤に登場した子悪党じみたのは減ってきましたね。

アポロ・ロップスペアやゴルドー・ダニーペアなんかは、敗退してしまったものの清麿・ガッシュペアの仲間になり得たかもしれない感じがしますね。

また、アポロ・ロップスペアは清麿・ガッシュペアにとって今までにない強敵でもありましたが、デュフォーゼオンペアという更なる強敵を相手にあっさりと敗退してしまっていて、魔物の王様を巡る戦いのレベルの高さが明らかになってきます。

そして、リィエン・ウォンレイペアという新たなやさしい王様を目指す仲間も増えます。

今まで登場してきた仲間に比べると、すごく強い奴が仲間になったって気がしますね。

清麿・ガッシュペアと大海恵・ティオペアが共闘した人間・魔物ペアたちは小悪党じみた感じが残っていますが。(笑)

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本作の概要

清麿・ガッシュの目の前に現れる人間・魔物ペアの中には、仲間になっていくわけではならずとも、力に溺れてしまっているだけではない魔物が目立ってきました。

ダニーという魔物は今巻で本が燃えてしまいこそしましたが、もし生き残っていたらガッシュの良い兄貴分になりそうだったので残念ですよね。

また、今までにない強敵として登場したアポロ・ロップスペアがあっさりデュフォーゼオンペアに敗退してしまうという展開も、今後清麿・ガッシュペアに待ち受ける困難を予感させます。

しかし、一方でリィエン・ウォンレイペアという心強い仲間を得ることも出来ました。

初めて仲間になった大海恵・ティオペアとの共闘にも注目ですね。

本作の見所

ガッシュの敵(?)は魔物だけではない

本レビュー記事シリーズではあまり話題に取り上げていませんでしたが、魔物の王様を巡る戦いから離れた日常も『金色のガッシュ!!』という作品の魅力のひとつです。

特に、魔物の王様を巡る戦いの中ではやさしい王様を目指して一本芯の通った強さを見せるガッシュが、日常の中では普通の子供でしかなく、メチャクチャ強いのにいじわるなナオミちゃんにはいじめられているようなギャップが面白いですね。

「今日、私は決闘に行くのだ! そう・・私も少しは強くなったのだ! あのいじわるなナオミちゃんにいつまでもいじめられてはおれぬ!!」

しかし、今まではいじめられることを悔しがっているだけでしたが、魔物の王様を巡る戦いを通して自信も付いてきたのか、ナオミちゃんに勝っていじめをやめてもらおうと決意します。

それでもナオミちゃんには勝てないところが面白いですけど。(笑)

ですがこのエピソードでガッシュはナオミちゃんに負けてしまうものの、魔物の王様を巡る戦いを通して得た成長を見せることになります。

崖下に落ちて動物園から逃げたライオンに襲われそうになっているナオミちゃんを、自身がいじめられていたという事実を押し殺して助けようとするんですよね。

この辺にガッシュの成長が現れているような気がします。

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(「金色のガッシュ!!」63話より)

なのにガッシュの方がピンチに陥ってナオミちゃんに助けられるという結果が、魔物の王様を巡る戦いのエピソードの中では見られないガッシュという感じがして面白いと思います。

それにしてもナオミちゃんは一体何者なんでしょうね。(笑)

ダニーボーイ

ガッシュと清麿はもちろん友達といって間違いない関係ですが、年上っぽい清麿が兄貴分的なキャラクターなのかといえばそうではない気がします。

清麿が幼すぎるとか、ガッシュが大人っぽいとか、そんなことは全く無いんですけど対等な親友ってイメージの方が強いですよね?

ティオはヒロイン枠として、キャンチョメは友達。ウマゴンはペットというような関係性に見えます。

そういう意味では、ガッシュって弟属性っぽさがあるわりには兄貴分に該当するようなキャラクターがいませんでした。

そういう意味では今巻で登場するゴルドー・ダニーペアの魔物ダニーは、初めてガッシュの兄貴分らしさを発揮したようなキャラクターだったかもしれません。

「よかったな、ガッシュ。いい兄貴分ができて・・」

清麿もガッシュに良い兄貴分ができたことを祝福していますね。

しかし・・

そんなダニーの本は不慮の事故によって燃えてしまいます。

パートナーのゴルドーが大事にしているシェミラの像を守るために自らが犠牲になったわけですね。

ガッシュからしたら、嬉しい出会いと唐突な別れが同時にやってきたような感じでしょうか?

こういう出会いと別れはなんとなくコルルの時のことを思い出させますね。

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(「金色のガッシュ!!」66話より)

そして、ゴルドーとの別れを惜しむ会話が非常に印象的なんですよね。

「よくやったな、ダニー」

ゴルドーが最後にダニーにかけた言葉は、こんなアッサリとしたものなんです。

しかし、ゴルドーはずっとダニーのことをダニーボーイと呼んで子供扱いというか、まだまだ未熟者なのだというような扱いをしていました。

つまり、このアッサリとしたセリフの中には最後に身を挺してシェミラの像を守ったダニーへの称賛と尊敬が込められていたのだと思います。

それに対するダニーの返しもアッサリとしたものですが、そんなやり取りの中に全てが詰まっているように感じられる素晴らしいシーンでした。

タッグマッチ

2巻で仲間になった大海恵・ティオペアですが、明確に共闘するというようなエピソードはこれが初めてになります。

マルスとの闘いでは共闘というより、ほとんど清麿・ガッシュペアの戦いという感じでしたからね。

そんな清麿・ガッシュペアと大海恵・ティオペアは、今巻では同じく共闘関係にあるルーパー・パピプリオペアとヒゲ・ゾボロンペアと遊園地で戦います。

魔物の王様を巡る戦いという最終的な勝者が一人という戦いにおいては意外ですが、中盤以降の『金色のガッシュ!!』ではこういう共闘の方がメインになっていきます。

これはそんな記念すべき最初の共闘のエピソードでした。

また、2巻での大海恵・ティオペアとの出会いのエピソードでは、ティオを助ける清麿やガッシュが格好良い感じに描かれていましたが、今回のエピソードでは4対2の不利な状況で追い込まれる清麿・ガッシュペアの元に颯爽と登場する大海恵・ティオペアが格好良かったです。

守りに長けていて攻撃力に劣るという能力的に強いとは言い切れない大海恵・ティオペアですが、こういう格好良く戦う系ヒロインも良いものですね。

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(「金色のガッシュ!!」69話より)

パピプリオのダレイドという接着剤のような攻撃を利用して、麻痺して動けないガッシュをティオの背中に引っ付けて戦うという独特な戦闘を見せてくれますが、言葉にするとネタっぽい感じなのにこれがまた格好良く描かれてるのが個人的にはかなり好きかもしれません。

それに、最初はこの戦い方に照れていたティオがまた可愛かったです。

ちなみに、そこまで重要なことではないのでネタバレしますが、このルーパー・パピプリオペアは意外なほど終盤まで生き残るペアになるので、覚えておくと面白いかもしれませんね。

リィエン・ウォンレイペア

大海恵・ティオペアにフォルゴレ・キャンチョメペア。

それにパートナーを見つけることすらできていないウマゴン。

思い返せば清麿とガッシュの仲間になるような人間・魔物ペアの中には明確に強キャラって感じの奴らはいませんね。

そんな中、リィエン・ウォンレイペアは最初から強キャラ感満載でした。

ウォンレイは呪文を使った魔物としての強さだけではなく、パートナーのリィエンから教わった拳法も使うハイブリッドな強さの持ち主ですね。

また、守る王というガッシュやさしい王様に近い目標を持っている魔物でもあります。

清麿・ガッシュペアとは戦っていませんが、その今巻での戦闘の様子から察するに現時点ではかなり格上っぽいように思えますね。

しかし、リィエンを守るためとはいえ逃げ腰になっていたウォンレイをその気にさせたのは清麿・ガッシュペアであり、戦闘力的な強さでは負けていても心の強さは負けていないというところを見せつけているあたりはさすが主人公ペアという感じです。

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(「金色のガッシュ!!」74話より)

「そうだ・・よかったら、あんたやさしい王様を目指してくれねえか?」

そして、清麿・ガッシュペアがこんな風に提案したのは大海恵・ティオペアに続いて、このリィエン・ウォンレイペアが二組目ですね。

清麿・ガッシュペアにも随分と仲間が増えてきたような気がします。

アポロ・ロップスペアとデュフォーゼオンペア

今巻で登場した強者はリィエン・ウォンレイペアだけではありません。

前巻ラストから今巻にかけて初登場したアポロ・ロップスペアもまたかなりの強者で、清麿・ガッシュペアがこれまでに戦った人間・魔物ペアの中では一番の強敵だったような気がします。

しかし、一方でそんな強敵であるアポロ・ロップスペアは、清麿・ガッシュペアの知らないところでアッサリと敗退してしまっていました。

アポロ・ロップスペアの本を燃やしたのはデュフォーゼオンペア。

以前から言及されていたガッシュに似た魔物のペアですね。

ゼオン単体でも強いのに、このデュフォーがまた無感情で何を考えているのかよくわからない感じなのに強い。

アポロもまた人間でありながら戦い向きのキャラクターで、そういうところが清麿・ガッシュペアを驚かせていたものですが、それでもデュフォーには圧倒されている感じでした。

現時点の清麿・ガッシュペアに今までで一番と思わせるほどの強敵が、アッサリと敗北してしまうほどの強敵としてガッシュに似た魔物の正体が少し明らかになるという展開が熱いですね。

デュフォーゼオンペアの所業に清麿・ガッシュペアはメッチャ怒っていますが、読者的にはワクワクするところだと思います。

オマケページ(ガッシュカフェ)

今回のガッシュカフェはリィエン・ウォンレイペアとゴルドー・ダニーペアというガッシュの年長で仲の良い人間・魔物ペアとなります。

2人ともギャグっぽいキャラクターではないのでどうなるんだろうと思いましたが、ブラゴのようにぶっ壊れた感じにはなりませんでしたね。

まあ、ブラゴはぶっ壊れたら面白そうだけど、この2人がぶっ壊れても寒い感じになりそうですし、妥当なところだと思います。

そんなわけで比較的真面目な感じのガッシュカフェでしたが、そういえばこの2人はペアの人間との関係が独特なところが共通しています。

ウォンレイはリィエンと恋人ですし、ダニーはゴルドーは親子のような師弟のような関係です。

お互いひそひそ話でパートナーに対してカッコイイ姿を見てもらいたいという想いを語っているのが興味深いですね。

どっちも本編では、そういうことを素直に言わなさそうな感じでしたから。

総括

いかがでしたでしょうか?

今巻は清麿・ガッシュペアの仲間になりそうなペアが続々と登場し、しかし早々に敗退していってしまうというところが印象的でしたね。

そんな中生き残っているリィエン・ウォンレイペアがどう物語に絡んでくるのかは興味深いところだと思います。

また、最初の仲間である大海恵・ティオペアとは初めて仲間として共闘することにもなり、絆が深まってきているという感じがしますね。

今後、徐々に仲間となっていくキャラクターは大抵出揃いましたが、どんな風に仲間になっていくのかも注目するべきところだと思います。(次巻のレビューはこちら